2011年4月10日日曜日

父の仕事2

半年ぶりくらいに会った父は、すごく小さくなっていた。
本当は実家に寄る予定はなかったけれど、凄く絶妙なタイミングで、母にも会えて、
実家にも寄ることが出来た。

何かのご縁。感謝。

3月11日から、もうすぐ1ヶ月。
初めて足を踏み入れた大船渡は、いつもと違うにおいがした。
町の中を車で通ったが、道路1本で別世界。

どんな力がかかったら、こんなになるのか、検討もつかない。

何度見ても、実感が湧かない。
私は、やっぱり非被災者。
何が起きたのか、解るようで、でもやっぱり解らない。



先日、仙台にある東北大の石田教授が、震災後、学生が優しくなった、と語ってくれた。
今日、地元の中学生の手作りの新聞を見て、それを目の当たりにした。
「希望」というタイトルの新聞には、中学生の想いがたっぷり込められていた。


きっと、今、一番世の中に必要な新聞じゃないのかな・・・?と思った。
交流の会った中学校へのエール、地域の応援、ボランティア・・・。
中学生が、動いている。
そして、私たちに元気を与えてくれる。

大人は、もっと頑張らなきゃいけないよね・・・。

父には、そんな生徒がいた。
素直に、一生懸命、必死で動く生徒たち。


父は、この1ヶ月、どんな想いでいたのだろう?

父と別れたあと、「小さくなった」とつぶやいたら、
ある人に「それくらい必死に頑張ってるってこと」と言われた。

父は辛い顔は見せない。いつもと同じ表情でいた。 
私は、そんな父を誇りに思う。


そして、大船渡に生まれたこと、本当に良かったと思う。
私は、この為に、家が無事で、家族が無事で、恵まれているんじゃないかと思った。

自衛隊さん車に見つけた、「けっぱれ岩手」という文字。
けっぱれ、ケッパレ!
けっぱるぞー!! 

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